第14巻 
祟障除霊金剛結護修験教典
■目次■

第一章 魔障霊祟の論究
第二章 魂魄説の概要と霊祟の実例
第三章 幽冥界の深秘と障祟の原理
第四章 障祟除霊退散法の神文篇
第五章 修験上の心得べき事項
第六章 修験上に必要なる準備
第七章 浄土撒砂法の重大秘事
第八章 障祟除霊退散結護修験法之儀軌 
第九章 結護符施行の秘事と呪詛返しの霊術

本書ではは凡人の肉眼にて認識出来ない邪霊、生霊、死霊等々の魔障霊祟の正体と因果系統の眞相を看破指摘した後の方法に就いて詳述してあります。
即ち、本書の秘法を修験するには
  『魔障霊祟の本体の看破
が必要でありますが、その鑑別秘法に関しましては本教典第四巻に書かれております。
又、より深く其の真因を鑑別するには第九巻で示した神占で行えば宜しいかと思います。

では本書は何が書かれているのかと申しますと、憑依霊が個人に憑るものではなく、その
  「家宅に憑っている場合」
に修験する秘法が記されております。
即ち、その家宅に障祟して家族全体に病災の苦悩を与え、強いては子々孫々に憑る障祟を鎮める秘法が記されております。
 
尚、第三章に「幽冥界」に関する記載がございますが、此れは凡その霊界(神仙界)の様子が記されております。凡そですので神集岳界等の詳細な記載ではございません。此処では比較的簡素に「幽界」と「顕界」の関係に就いて書かれております。
而し顕界での最低限の心得事項は大変に参考になります。此処にはは宮地神仙道の考え方に通じる幽界の考え方があると思います。
 例えば−−− 善神善霊の嫌う所は不浄な場所であり、魔障霊祟の凶事は此の穢れや
           不浄の場所より発生する。云々。
従って、災禍を祓い給う善神善霊は清浄な場所及び清浄な精神の持ち主に近づくと言うことです。ですから日常から不浄な場所に近づいたり不敬な行為等を行わない等々を心掛ける事が重要なのです。

そして本書に障祟除霊退散法に必要な
  『降魔結護之大神文(天之巻・地之巻・人之巻)』 
  『結護大呪文』
  『遷却祟神祭之祝詞』
  『方災祟神除之祝詞』
が書かれております。照眞秘流は神道と密教とが混成しているる両部神道とも云えるものですので、この大神文にも、神道的な文言と密教的な表現が混在しています。
この「降魔結護之大神文」はとても長い長いものです。
三番目に書かれています「遷却祟神祭之祝詞」は大祓詞にとても似通っている祝詞で、紫龍仙道人が大祓詞を基に作成されたものかもしれません。そのような意味でもとても貴重な祝詞です。最後の「方災祟神除之祝詞」も純神道的な祝詞で本書でしか紹介されていない貴重なものです。

また本法を修験するには上記の大神文の他に、
  『降魔除霊金剛結護符』
  『五色幣』
  『吉方位の清浄な土砂』
が必要となります。此れ等に就きましても詳細な謹作方法が記載されており、容易に修験をする事が出来ます。上記の他にも多種の呪文、秘言が満載されております。

そして最後には
  『呪詛返し霊術秘傳』
が収められております。
神道を実践するものとして、日常生活で人に怨まれるような行為・言動を行なうことなど論外なので、本来でしたら呪詛返しの法が必要となることはないのですが、妬み等で逆恨み等のこともあるやもしれませんので、このような秘傳も存在する訳です。
本秘傳の修験はとても簡単で、霊験確実な秘法です。
七文字の霊符を謹書して呪文を霊誦するだけです。而し毎日朝夕二回づつ三週間繰返して修験する必要があります。さすれば如何なる呪詛でもその効力を無効に出来ます。
 そして呪詛した本人にはその呪詛が返って諸種の病災を招き、自滅すると云う恐ろしい効験がございます。

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