第20巻 
怨敵調伏護身修法録 全

■目次■
第一章  調伏法の意義
第二章  調伏修法の心得事項
第三章  調伏修法の要具品
       ◎修法壇の作製法     ◎怨敵人形の作製法
       ◎打ち込み人形の作製法 ◎護摩木の作製法
第四章  怨敵調伏念誦修法
第五章  怨敵放逐離散修法
第六章  悪人応懲修法
第七章  怨敵集団惑乱離散修法
第八章  怨敵悶絶修法 
第九章  兵法霧隠遁身咒禁法
第十章  怨敵立慄咒禁法
第十一章 兵法草隠遁身咒禁法

本書に記してありますのは誠に恐るべき修法・秘術です。

本法に関して次の記載がございます。
『調伏祈祷法は正当な理由が無い以上は、絶対に修法すべきものではない。』
『また例え自我に正当な理由がありても、よくよくの難事に遭遇せぬ以上は濫りに修法してはならぬ。』

従って本法を修法する前には調伏祈祷の必要があるか否かを厳密に鑑定すると同時に、調伏せられるべき相手の性格行動を実地に充分に調べて後、どうしても修法が必要であると判断した場合に限り此の法を施行を実行に移すのです。

第二章以下はこの修法の詳細な施行方法に就きまして記載されています。
この修法に必要な用具は「修法壇」「怨敵人形」「護摩木」等で、この作製方法も図解で詳述されております。尚、怨敵人形には「招魂入魄」を行う必要があり、それを行う為の特殊の咒文がございます。施行は所謂「丑之刻参り」の如き単純なもので無く、様々な咒文や特別の施行法があり、それを順番に粛々と行っていきます。

調伏するにしても相手をどうしたいか?でその施行方法も異なります。
例えば、「殺す」「発狂せしむる」「善化転化せしむる」「白状させる」
等々の祈祷心願種類がございます。

本書に記載してあります、調伏修法は単にその個人に対して行うものばかりでなく、集団輩に対しても修法することが出来ます。
例えば「悪人集団を放逐せしむる」「集団を仲違いせしむる」等々です。
此れにも特殊の咒文があり、また霊符を使用致します。

最後に示してありますのは、「雲隠れ」の秘法です。
即ち、悪人輩に包囲されし時に修法せば、悪人の眼が眩み、自分の姿が見えなるなる秘法、そして例え怨敵と肩を並べて歩きても、怨敵からは自分の姿が見えなくなる秘法等公開されています。

以上に示したように、本書に示された秘術はかなり特殊目的のものであり、且つその施行にも充分な注意が必要です。
不注意に施行しますと術者にも冥罰が下ります。その甚だしきは死に至るものです。
本法の施行には充分に御注意願います。

しかし本法を応用すれば悪人から身を護る事も可能です。「雲隠れ」の術などは上手く利用せば、女性など夜道の一人歩き時などに有効なると思われます。

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