国 安 仙 人


 私の元には何故か国安仙人に関する資料等が集まって参ります。
 国安仙人は我が群馬の榛名山に籠って修行しておりました。その辺りが何か私と国安仙人を繋げる縁になっているように思えます。
 国安仙人が私に何か使命を与えて下さっているのかとも思っております。
 ところで、国安仙人を奉じている団体は普明神社で、それを建立したのは松井桂陰氏(本名:松井慶一氏)です。
 松井桂陰氏は何冊か国安仙人関係の書籍を刊行していますが、悲しいかな明らかな間違いがあります。
 普通の箇所の書き間違いならば宜しい(あまり宜しい事ではありませんが・・・)のですが、肝心の「ツボ」の記載に大きな過ちがあります。
 この過ちを犯していると言うことは、松井桂陰氏が既に国安仙人の教えを正しく認識出来ていなかったということに直結します。
 しかしこの過ちを看破出来るのは神仙道本部に籍を置き、南岳先生より秘伝の相伝を受けた方に限られます。
 国安仙人の教えについては現在ではその殆どが入手困難な状態でございます。
 そのような状態ですので、まずは「国安仙人伝」のような書籍を書き上げて、多くの人に国安仙人について知って戴きたいと思っております。

 上で榛名山について触れましたので、以下に少し群馬県の神社について少し記載させて戴きます。
 
 群馬県には上毛三山(じょうもうさんざん)と称される山がございます。
 この三山は
 1.赤城山 赤城神社・設立年不詳。大同元年(西暦806年)の古文書には既に記載されています。
 2.榛名山 榛名神社・設立年不詳。延長5年(西暦927年)の古文書には既に記載されています。
 3.妙義山 妙義神社・宣建2年(西暦537年)
を示します。
 それぞれの山は山岳信仰の対象であり、古くから神社があります。しかし大自然を御神体として奉じている為、上記のように神社の設立年が不詳な場合も多々ございます。

 私の産土神社は赤城神社であり、赤城神社の宮司さんは私の遠縁の者に当たります。
 群馬県(上野国、上州、上毛)の一宮は貫前神社で、赤城神社は二宮になります。
 しかし以前は赤城神社が一宮と称されていた時期もあったとの史料もあり、赤城神社は広く関東地方に末社を持つ神社でもあります。
 尚、伝承によれば赤城山には「杉の坊天狗」が住みついており、往時には杉の坊天狗に会う為に紀州から赤城山に詣でたと言う古文書もございます。
 また前橋市には飛石稲荷神社なる神社があります。この神社の御神体は、数万年前に赤城山が噴火した際に飛んできた大岩です。この大岩の大きさは、高さ10m、周囲60mと言う途方もない程の巨石です。この巨石は地下10m程まで埋まっているとか。国の天然記念物となっています。
 私がまだ小学生の頃、よくこの付近に遊びに行きましたが、流石に誰もこの巨石に登ろうとはしませんでした。子供ながら、何かを感じていたのかもしれません。
 噴火して飛んできた岩石を崇めるとは、何とも日本的だと思います。
 この御神体の大岩には多くの伝承があり、この岩を切ろうとした所、血が飛び散った等言い伝えがあります。事実、この大岩には赤く染まった箇所があり、この部分がその血の跡だと言われています。

 神理研究会を主宰していた金井南龍氏によると年に一度、全国の天狗が榛名山に集まり、「天狗会議」が開かれている(勿論、今でも)とのことで、かなり特異な山でもあります。このような特異性から、国安仙人は榛名山を修行の場として選んだのだと思います。
 そして大晦日には「天狗祭神事」なる奇異な神事を神職のみで執り行っていますが、その詳細については神職のみ知る事が出来ると言う、秘教的な神事です。

 また、妙義山は日本三大奇景の一つであり、やはり特異な山でございます。
 妙義山の中腹には倭建尊(日本武尊)が関東御巡行の際に登嶽されたことに由来する妙義山中之嶽神社が鎮座しています。この神社には空海も登嶽しており、何か神秘性を感じます。空海が登嶽した際に、大国主命を奉斎するように告げ、中之嶽神社では大国主命を祀っています。
 また、妙義神社には本殿の後ろに「天狗社」があり、天狗を祀っています。これは妙義山には天狗が住んでいると言う言い伝えがあるからだとか。

 群馬県で天狗と言えば、迦葉山(かしょうざん)を忘れてはいけません。私は小さい頃から毎年一度、両親に連れられ迦葉山にお参りに行っていました。
 迦葉山の正式名称は迦葉山弥勒寺。群馬県の北部の沼田市の近くにこの迦葉山があります。
 この迦葉山は「高尾山薬王院」並びに「鞍馬寺」と共に「日本三大天狗」の一つに数えられています。
 迦葉山の天狗堂には顔の長さが6.5メートルの日本一の大きさを誇る天狗面が安置されています。
 迦葉山弥勒寺の開創は嘉祥元年(西暦848年)ですので、天狗が如何に古来より信仰の対象であったのを窺い知る事が出来ます。

 話が国安仙人から外れてしまいましたので、話を戻しましょう。

 国安仙人が顕界に遺して下さった多くの神界文字なども手元にございますので、なるべく早くそれらを整理して「国安仙人伝・神界文字総覧」のような書籍を第二弾として発刊しようと思っております。
ご期待下さい!

 現在、私は夢の中で「ある神(?)」に指導を受けているようです。夢の中の出来事なので、正しくサニワも出来ておりませんが、今まで教えて戴いた事を思い返すと、悪いモノでは無いようです。
 朝起きた時に、神との対話を明確に覚えている場合と、何となく覚えている場合があります。
 しかし何となく覚えている時の方が、実は重要な教えを戴いているのだと最近思うに至りました。
 これは、夢の内容を何となく覚えている時には「キーワード」となるべき単語のみを覚えている場合が多々ございます。それを調べて行った結果、驚くべき内容に辿り着いた事がございました。
 私が辿り着いた真実が、何と!「道蔵」に書かれていた事を後日知ることもあります。

 今まで一番納得できたのは、霊符の本当の書き方(使い方)です。本当の書き方と言うと語弊があるかもしれません。より強力な効験を得る霊符の書き方(使い方)と言った方が適切かもしれません。
 この方法は、私が調べた限りではどの書籍にも載っていない方法でした。しかし「なるほど」と納得出来るものでした。

 先日は異境備忘録の或る記載が気になり、調べ始めました所、思ったよりも奥が深く、その解明にほぼ一カ月を要しました。
 この解明の為に江戸期から昭和初期の関連していると思われる書籍や、蔵書中の関係書、そして以下に記しているような「啓示(神示と言うと大げさです)」等を参考に徹底的に調べ、漸く私の中で納得出来る「理(ことわり)」に辿り着きました。
 水位先生と国安仙人との相関関係など、いままで誰も解明していないと思います。
 しかし上記の私の辿り着いた終着点としては、両仙人の教えに共通性があり、お互いが補完し合う関係にあることが明白になりました。

 私が物事を調べる場合、江戸期の古文書から昭和初期に刊行された書籍や、道蔵、夢での啓示、水位先生や国安仙人の秘伝などを元に、真実を解き明かそうとします。
 そのような事情で、現在の私は「理」と「行」のバランスが取れておりません。「理」に重きを置いてしまう事は、戒めないといけないと思っております。
 私が夢の啓示を元に辿り着いた「理」の幾つかは驚くべきものでした。
 しかし私が辿り着いた理を公開する事は考えておりません。

 神道とはあまり関係はありませんが、東京の上野公園に何故「西郷さん銅像」があるのか?、これは端的な例ですが、このような簡単な事でさえ、答えに辿り着けない人が多いのではないでしょうか?
 上記の西郷さんの件については正しい歴史を紐解けば正解に辿り着く事が出来ます。
 これと同じようなアプローチにて、神道・神仙道の奥秘の理に辿り着けると思います。
 但し、西郷さんの件は歴史を紐解くだけで正解に辿り着けますが、神道・神仙道の道奥の秘は、多方面からのアプローチをしないと正しい理に辿り着く事は出来ないと実感しております。

 希少な書籍や道奥の秘伝から得る情報も勿論重要ですが、やはり神に通じていないと分からない事が多々あることは皆さまも一様に御納得戴けると思います。
 しかし一言で「神」と言っても正しき神である場合は殆ど稀有な事でございます。
 多くは木端天狗などの悪戯に踊らされている事を意識の底で認識しておく必要があると思います。
 
                         
平成29年4月吉日 謹記 


 
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