魔 物 根 切 法
〜附 霊祷・特別秘詞〜

本書は奥附が無いのでいつ誰が書いたものかは不明ですが、恐らく明治末から大正期に書かれたものであると思われます。

本書は古来より但馬国・伊豆志神社に密傳として傳わっていた「魔物根切法」なる神法、即ち
 「呪詛を逆用して悪魔を退散せしめる法」
を詳述している画期的な書であります。
今まで此の神法が公開された事は無く、原書も恐らく伊豆志神社の関係者の方が秘傳を書き写した物が明治末期位に関係者のみ頒布されたものと思われます。

本法は簡便に申せば、人間に憑依する悪霊を退散させる神法と云えましょう。

目次を以下に記してみましょう。
■目次
第一章 魔物根切法
第二章 附記
第三章 特別霊祷授記
第四章 特別秘詞相傳
第五章 解説

尚、原書には「伏字」があり、実際に魔物根切法を実行する事は不可能な状態でした。
其処で色々と調べていた所、水位師仙の傳で全く同じ如くの傳があるのを見出し、其れを以って本書の伏字を埋める事が出来、本神法を完璧に修法する事が可能となりました。
其の水位師仙の傳は
 「人体に憑きたる魔物の霊及び悪鬼を消散す幽法」
と称されております。

此の水位師仙の傳と本原書とを対比して見ていると両書に異なる記載がある事が分かりました。
どちらが正しいのか、それぞれの書を熟読するにやはり水位師仙の傳の方が幽理に合い、本原書の記載に誤りがある事が判明致しました。
此の誤りは本原書の筆者の意図的な作為だった可能性が大きいと考えるべきでありましょう。
眞の傳は口傳にて傳へ、本原書を読むだけの者には本神法を正しく修法出来ないように意図して書かれたと思われます。
それくらい厳重に本神法を扱った所から、本神法が如何に貴重な傳であったかを窺い知る事が出来ます。

本傳書では上記の伏字を埋め、誤りの部分も正し、将に眞の「魔物根切法」を修法出来るように致しました。
先人が伏せていた事をわたくし如きが公開していいのか迷いましたが、後世に正しい神法を傳へる為に敢えて全て公開する事に致しました。
此の決断は謗りを受ける可能性もございますが、日本文化の根幹である神道の本来の姿を知って戴く為にも完全な形で刊行致します。

第三章及び第四章に記してございます「霊祷」・「特別秘詞」は本書の巻末に載っていたものですが、魔物根切法とは特に関係は無いようです。
両秘詞共に枉った意図は見えず、唱えるととても清々しい秘詞であるので眞の秘詞であると断言出来ましょう。
両秘詞共に、原書にはどういう場合に奏上せよ等の指示が無く何時奏上すればいいのかさえ記してございません。
しかしその内容を見れば自ずとその秘詞の目的が明確であり、それは国家安泰を祈念する秘詞であると断言出来ます。
原書では「特別秘詞」は漢文調で振り仮名も無い漢字のみの記載でしたが、本傳書ではその読み方及び解釈も記載致しましたので初学者の方でも容易に読みこなす事が出来ます。

魔物根切法を以って悩める個人を救い、「霊祷」・「特別秘詞」を以って国家安泰を祈念する事は将に神道の正道であると断言出来ます。
此の正道を改めて認識して戴く為にも本傳書をご精読戴き、個人の救済、そして国家の安泰を祈念して戴きたいと祈念するばかりでございます。

現今の原因不明の病気のその殆んどは霊障だと云って過言ではありません。
しかし今の医者では霊障だと云っても何のことやらさっぱり分からないでしょう。
原因不明の病を抱えた者は皆、心療内科等で大量に安定剤・抗鬱剤・睡眠薬を投与され段々と心身の不調も悪化して行きます。
そのような薬漬けの毎日を送る悩める方々を本神法にて救って戴きたいと思います。
本傳書をご精読になり、魔物根切法をご自分の物として是非現代に活用して戴きたいと祈念しております。
そして忘れてはならないのは、個人救済をするばかりでなく、国家の安泰を祈念する事です。
本秘詞を大祓詞同様に毎日続けて奏上する事により国家安泰をより強く祈念する事が出来ましょう。
それはひいては神祇に眼を向けて戴く事に直結する事になりましょう。

宜しくお願い致します。

全21頁


戻る