照眞秘流書全巻解説
 
  照眞秘流と称された神伝は極一部の神道を修する者にとっては高名でしたが、その実態は殆ど幻の如き存在でした。
 照眞秘流書は謫仙(たくせん)であられた紫龍仙道人師が實川泰仙名義で書かれたものです。
 元々神仙界(幽界)に籍を置く方が、ある使命を帯びて顕界(現界)に生を享ける事がございます。このような稀有な御方を謫仙と称します。謫仙として名高い方は平田篤胤大人、宮地水位師仙がいらっしゃいます。
 紫龍仙道人師はそのような特異な存在でしたので、生身の体で顕界と神仙界(佛仙界)を往来することが出来、本物の数々の神法(幽法)を習得し、それらを顕界に齎して下さいました。
 照眞秘流書の各巻にはその貴重な神法の一端が載っております。また、戸澤先師(紫龍仙道人師の師)の一子相伝の秘伝も内包されております。
 本シリーズで公開している神法は、憑依霊の鑑別法・退散法、病因不明の病気の治癒方法・神占等々多岐に亘っております。その一つ一つが今まで殆ど公開されたことのない大変貴重な神法ばかりです。
 神仙界の伝を顕界に漏らすことは固く禁じられており、その禁を破った紫龍仙道人師は冥罰を蒙り、病魔に冒されてしまいました。云わば、わが身を棄てて此の神法を公開なされた訳でございます。この辺の事情を良く鑑みて頂きたいと思っています。

 本シリーズの発行は凡そ昭和12年~15年。発行人として名を連ねたのは吉村光雲氏。発行元は「東陽閣」です。東陽閣は吉村光雲氏が主宰していた「日本天眞教」の出版部でもあります。
 若き紫龍仙道人師と吉村光雲氏との出会い、そして吉村氏の強い懇願により本シリーズの如き秘傳が公開されました。
 紫龍仙道人師が佛仙系統であった事、そして戸澤火龍上人なる密教系の方の導きにより修験されていたことに因って照眞秘流書は密教色が強いものとなっています。

 尚、此の照眞秘流の伝承者として名乗りを上げた北野恵宝氏は紫龍先生とは全く関係なく、氏が発刊された「照眞秘流」なる書籍も本シリーズを勝手にツギハギしたものです。因みに此の北野氏の伝を受け継いだのが阿含宗の桐山氏でございます。

 照眞秘流書は貴重な日本の文化遺産です。埋没させないよう皆様もご一緒に、この神伝を語り継いで参りましょう。

第1巻  神通霊能顕証傳録
第2巻  神仙密傳幽体顕現法詳傳録
第3巻   太古神傳 顕神憑霊神術図譜録 全
第4巻    神傳八門遁甲霊祟明占傳
第5巻   神傳憑依脱霊極秘録 全
第6巻    管霊狐魂魄駆役神通眞傳経
第7巻    眞傳霊活即治妙療医典 初傳
第8巻    業因解除善縁証果 音霊妙作用軌儀道眞傳経
第9巻    縮訂遁甲賽骰霊筮大鑑(上・下)
第10巻    摩訶白湯文字交霊巫傳教典 全
第11巻    光明眞言霊光 霊験念誦儀軌経典 全
第12巻    弾丸剣難危険除符 御身代霊験念誦儀軌教典 全
第13巻    客人招集待人召呼 霊験念誦儀軌教典 全
第14巻    祟障除霊金剛結護修験教典 全
第15巻    如意服従法逃走封縛 蟇霊念力念誦秘録 全
第16巻    太古神傳蔭針霊療癖神法 全
第17巻    茶枳尼神変駆使霊験念誦経 全
第18巻    神仙道雷火水穣難呪禁符篆傳 全
第19巻    眞言秘密諸病封込相傳書 全
第20巻    怨敵調伏護身修法録 全
別巻1    眞言秘密 照眞秘流神傳
別巻2    幽法洩傳記
別巻3    神傳顕法肝虫封じ相傳書
別巻4    佛仙界諸病筒封じ御霊法
別巻5    正傳壌魔避災結印咒相傳書



 
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